ゼネコン倒産、南の島移住、宮崎帰郷、転職8回、メラノーマ(悪性黒色腫:10万人に1人のガン)闘病中、職場復帰、何度転んでも立ち上がる56歳のおとうさんです!死を覚悟してからは強くなった。みんなで楽しく生きよう!
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過去に書き溜めてきたエッセイを少しずつ紹介していきます。

 第4章 【両親との確執】



 私は自分の両親が嫌いである。好きになりたいと努めてはいるのだが、そして親孝行を実践したいと思っているのだがどうしてもダメである。

その理由は、親、特に母親の口の悪さが原因なのだ。心根は優しいのだろうが反面、会話をすると母の口からは、蛇や毒グモやゲジゲジといった、いわゆる人が嫌がるようなことばかりを吐出するのだ。その根底にはPTA時代からの偏差値至上主義・いい大学への進学・優良企業に勤務・そして出世すること。そんなありきたりの世間一般価値観で人を判断するのが私には耐えられない。

小中学生を持つ親として決してやってはいけないことの一つに、他の子供と自分の子供との比較があるが、あれと同じだ。だれだれ君はテストで90点取ったのになんであんたは60点なの、もっと勉強しなさい!、という類のことをいつも言われるのだからたまらない。

特に二十年勤めてきた会社が倒産してからはひどい。一部上場企業でグングン出世していた頃は何も言えなかったのが、失業してからは、今までの仇を取るがごとく、私の心を踏みにじるように、また心臓をえぐりだすようなことばかりを口にする。

「仕事もしてないくせに買い物はするな。」

「農業したいなんて、馬鹿なことばかり言って、できるわけがない。」

「失業してるのに酒のむな、たばこ吸うな。」

「食べ物も無いだろうから、おこぼれをあげるよ。」

 私も一応は忍耐するのだが、時にはぷっつん切れてしまうことがある。反撃するのだ。

 「うるせえ!こんな実家二度と来るもんか!。俺は乞食じゃねえんだ、おこぼれとは何事だ。ふざけんな!」

 

 そうすると母も一瞬だけシュンとする。しかしだ、それからしばらくすると今度は、私の妻と子供のいじめに走るのだ。甘い言葉で呼び出しては私の悪口を延々と話し始めるのだ。そして帰り際には食べ物や小遣いを渡す。いわゆる「金とモノ」で人をあやつれると思っている。何とも情けない。妻も子供も「金もモノも要らないからやさしいおばあちゃんでいて欲しい」と私に訴える。

 金で人の心は買える。と言ったカリスマ実業家がいた。そして日本中が彼を持ち上げ、はやし立て、マネしようとした。金の力で世の中をねじ伏せようとM&Aで次々と企業を買収していき、球団さえも押さえようとした。また政党も選挙に担ぎ上げ、客寄せパンダにした。その頃私は彼を見て、こんな奴に同調する日本人が嫌でしょうがなかった。日本はもうダメだ。一億人総金の亡者だ。と思っていたら彼は逮捕された。金もうけのためにインチキしていたのが発覚したのだ。

日本にもまだ「良心」が残っていた。

 金欲と出世欲を無くして初めて本当の人の心が解る、と誰かが云っていたが、私もそうありたいと思う。が、自分の親にその価値観を理解してもらうのは、一生無理だろう。

 「辛抱」あるのみ。
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【2012/06/12 11:45】 | 第4章 両親との確執
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