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 ゼネコン倒産、南の島移住、宮崎帰郷、転職8回、メラノーマ(悪性黒色腫)闘病後、職場復帰、何度転んでも立ち上がる62歳のおじいさんです!死ぬのはとても怖いと実感。健康で楽しく生きよう!
 末期ガン(悪性リンパ腫)の利用者さんを妻に持つ男性と、送迎の際に話を伺います。

 デイを利用し始めた頃は、ご主人は投げやりで、いつも不服そうな顔をしておりましたが、最近は表情が明るくなってきました。

 私が、奥様を車に乗せるとさっさと家に入っていたのが、今では深々とお辞儀をされ、見送ってくれます。

 昨日は、夕方送りに行った際、今後の機能訓練計画の説明をしました。「もう、そんなのどうでもいい。」と言われるだろうな、と思っていたら、書類に顔を近づけ、熱心に聞き入っていただけました。私も、生活機能改善のためのプランを詳細に全部説明いたしました。

 末期の利用者に訓練なんて・・・と諦めていたのは、私自身だったことに気づきました。

 利用者家族が最後に頼るのは、私たち介護職なのですね。

 納棺師が「おくりびと」なら、我々は「見送りびと」かもしれません。

 どうせ、見送るなら、明るく、楽しく、最後の日まで笑顔で見送ろう!

 
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【2012/10/03 03:56】 | 介護士
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